再築
古民家には、少なからず忘れられない思い出が有るものです。
たとえば、兄弟で競争した背比べの柱のキズ、落書きの板壁
壊すとなると、いろんな思い出が甦るものです。
今回、元気だったご両親の想いを残そうと、どうしたらいいか
検討をしてきました。単なる更地への解体なら簡単なことです。
しかし、以前建て直しを検討された時の両親の反対は、ご先祖からの
家をたやすく壊したくないとの考えを無駄にしたくないと言われ
なんとか残すことを視野に入れ、検討してきた結果
後世に残せる(繫げる思いから)使える古材を使い減築を考慮した
再築をすることに決まりました。
これなら、亡き両親も喜ぶに違いないと思います。
どうせ解体するなら、想い出が残る家にしたいし
何といっても強い家にしたいと思います。
私たちは、グリーン建築として後世に繫げる家を造ります。