古民家っておとくなの?

古民家が今ブームです。
だからといって安易に飛びつくのは危険…?

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では、やはり現在のハウスメーカーの家が安心なのか。
確かに今の家は「建築基準法」ですむ人の安心と安全を確保されています。
昭和25年に制定されてから、その都度改正されてきました。
そうした面から言うと確かに、安全な家だと言えます。

一方古民家はどうなのか。
一つ言えることは、古民家は長い歴史の中で幾度となく自然の災害を
経験するたびに改良を重ねてきたのです。

そして、気候風土に合った地域材で建てられてきたのは事実です。
地域に合った風土で育った木で造られた家に勝るものはないはずです。
それは、歴史が証明してくれています。

元々木は経年することで強度的にも増します。
自然乾燥した木ならではの特性でもあるのです。
構造的な違いから言うと、古民家は「柔構造」、在来は「剛構造」といった
基本的に考え方が違うのです。基準法では、剛といった耐震構造にすること
がうたってあります。

そうしたことから、古民家ってお得かというと古民家の構造面からだと
免震構造で在来工法は、耐震ということで基本的な考えが違うのです。
得か損かは、古民家のみで判断すると得なのかも知れません。
価値観の違いもありますが、伝統構法は今の時代への「最先端技術」
なのかも知れません。